Windows Server 2012&Windows 8 ProでSMB3.0 マルチチャネル構成 (2)

SMB3.0 マルチチャネルで転送速度倍加計画(その2)

前回の記事からNICを新たに追加して4chマルチチャネル構成にしてみた。前回はLLMNRを使用した名前解決を採っていたが、これだとパブリックネットワークでネットワーク探索を有効にしないとならなかったのでセキュリティ的に問題があった。今回はDHCPとDNSを導入してマルチホーム構成を作成してみた。どうやら名前解決さえできれば同一PCのNICであると自動認識してくれるようだ。

4NIC マルチチャネル構成

4NIC構成の前にテストでマザーボード内臓のRTL8111Fを用いた3チャネル接続を試してみた。この蟹チップはRSS(Receive Side Scaling)に対応しておりマルチチャネルの必要条件を満たしていたが、稼働させてみたらRSS未対応の扱いとなり、マルチチャンネル構成に参加出来なかった。理由は判らないが、蟹のドライバーかWindows 8の問題かどちらかだろう。NICに関してはINTELの性能・安定性はピカイチなのは揺るがないようだ。
PowerShellにて確認してみた。今回の構成はサーバー側にEBとPT、クライアント側にETとI350-T2の構成だ。図のように4つのIPが接続されている。何故かClient RSS CapableがFalseに変更されている。インターフェース的にはRSSがONであると認識しているようなので4コネクション / NICの分散設定は4つ以上では無効になっているのかもしれない。

ファイル共有のコピー速度

ケーブルを4つとも接続してみると即座にセッションが張られる。今回はDHCP + DNS構成のためネットワーク探索の時間を待つ必要もなかった。順調に自動構成されているようだ。
次に実際のファイルコピーをしてみたが転送速度が僅かに上がったのみだった。既に仮想ストレージの転送限界かと思い、RAMDISK同士のコピーを行なってみた。図がその状況なのだがそれにしてもスループットが悪すぎる。RAM to RAMなのでネットワークの帯域のみがボトルネックになるはずなのだが想像以上に伸びていない。RSSがOFFにされているからだろうか。この辺は追って調査してみたい。RSSがOFFになっている理由はCPUコア数による気がする。となると4NICを活かすには最大16コア必要になるのかもしれない。
ではと、コピー中のネットワークの使用状況をモニターしてみた。4つのNICが同時に稼働しマルチチャンネルが正常に動作しているのが見てわかるが、1NIC当たり半分のスループットしか出ていない。やはり何かがあるようだ。自動構成でRSSが切れてしまっていたり、マルチホーム構成をしなければならなかったりという事を考慮するとまだまだ魅力的な改善案ではないなという印象を受けた。実用的に考えてみても2NIC構成がベストだろう。
その後の調査で色々と分かってきたので再びRAM to RAMにて再計測。今度はまあまあな数値が出た。SMB3.0は自動構成されるがその設定値は決め打ちなようだ。RSSのコネクション数や最大コネクション数 / サーバーなどの数値を増やしてみた。まずWindows 8 PCでRSSが8まで使えるNICを使用している事はまず稀だし、4インターフェース接続によるマルチチャネル構成も普通に考えるとありえないと思われる。なのでこの基本設定は正しいといえる。
ちなみに先程の設定は以下のコマンドレッドで確認できる。
>Get-SmbClientConfiguration

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